KEN’s 趣味のブログ

趣味の映画、本、釣り、サーフィン、トレーニングを独り言のように書いてます。

映画 チェンジリングを観て

クリントイーストウッド監督の「チェンジリング」を観ました。

https://movies.yahoo.co.jp/movie/332551/

 

1920年代のアメリカで実際に起きた連続少年誘拐殺人事件を題材に、アンジェリーナジョリー演じる母親の強さや生き様を描いた映画でした。息子を探し出すために汚職まみれの利己的な警察権力に立ち向かう姿には心を打たれます。ちょうど自分の息子も誘拐された少年と同じくらいの歳なので、もし自分だったら、同じように息子を探すために世間や公権力を相手に戦えるのかと自分の心の強さを試される映画になります。

 

また、この腐ったロサンゼルス市警に対し、牧師や市民団体などが立ち上がり、主人公のサポートをするわけですが、そこがアメリカらしいダイナミズムを感じざるを得ない映画でもあります。公権力は常に正しいとは限らない。それを自分たちの手で正そうと行動する、また権力がいくら腐っても、正義感を持った人たちがいる。そして、そういう正義感を持った普通の市民たちが世の中を変えていく。そんなアメリカの建国以来の強さも垣間見える映画です。

 

それにしてもやはりクリントイーストウッドの映画は音楽がよい。あのなんとも言えない哀愁漂う音楽が雰囲気を出します。